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ボツワナ

botswana

研究課題

定住・集住に伴う「健康」の再編 (定住化)

研究概要

ボツワナはHIVの蔓延を克服した歴史を持ち,今は他国と同じくコロナ禍に直面しています.ここでは狩猟採集民グイ,ガナ(サンの下位集団)とバントゥ系農牧民カラハリ,ツワナを主な研究対象とします.
グイ,ガナは長い間,カラハリ砂漠で狩猟採集に基づく移動生活を営んでいましたが,政府の再定住化政策により1990年代以降,急速な定住化・集住化,カラハリ,ツワナとの関係の変化を経験しています(丸山 2010).本研究ではこれに伴うグイ,ガナの健康に関する生活実践や 概念の再編過程に注目する.2022年度から京都大学とMoUのあるボツワナ大学と協力し,ボツワナ中央部のニューカデ村の幼稚園で子どもの健康増進に関するアクション・リサーチ(e.g. トイレの増設,保健の授業導入,健康診断の推進)を実施すると共に日常生活の中で観察します.

研究テーマ:主たる研究トピック

行動の社会化:子どもの衛生行動の変容

言語の身体化:物語りを用いた保健教育の効果

制度の内面化:近代化政策導入に伴う健康概念の世代差

活動報告