カメルーン
cameroon
研究課題
自然資源マネジメント政策の導入に伴う「生態学的知識」の再編 (熱帯雨林分割)
研究概要
カメルーンでは,狩猟採集民のバカ(ピグミーの下位集団)と近隣のバントゥ系農耕民バクウェレ,コナベンベを主たる研究対象とします.この地域では,大規模な熱帯林伐採が続く一方,生物多様性保全のため多くのプロジェクトが推進されています.そこで本研究では,自然資源マネジメント政策の導入に伴う生態学的知識の再編過程に注目します.2022年度からカメルーン南東部に京都大学が設けたフィールド・ステーションを拠点として,生態学的知識習得の再活性化を促進するアクション・リサーチ(e.g. 生業活動中の一時保育,伝統的知識の授業化,それぞれの障がい児に合った生活環境の構造化)を実施すると共に,日常生活の中で観察します.
研究テーマ:主たる研究トピック
行動の社会化:生業活動中の一時保育と多人数の養育
言語の身体化:伝統的知識の授業化と子どものEK習得
制度の内面化:福祉政策と在来の子育て・障害児ケア