宮崎と世界を結ぶ食と科学:ボツワナ人研究者を迎えて
人間にとって、食べることは生きることに直接つながる営みです。世界の色々な場所で、人々は何をどんな風に食べているのでしょうか。その食べ物は人々の生とどのようにつながっているのでしょうか。今回は、栄養学・人類学・昆虫学のそれぞれの視点から現代の食をめぐる課題を浮き彫りにし、解決へのヒントを模索するとともに、食の未来像と可能性についても議論します。
【日程】2024年2月23日(金)
【時間】13:30-16:00(受付13:00~)
【会場】南九州大学・南九州大学短期大学部本館2階1217教室
宮崎市霧島5丁目1-2南九州大学宮崎キャンパス
【登壇者】
*新谷 喜紀(南九州大学環境園芸学部教授)
主な研究テーマは「昆虫の環境への適応」であり、希少昆虫の保 護、害虫の発生メカニズム解明などを研究。美味しい昆虫を大量増殖して昆虫食の研究につなげることも考えている。大学での研究教 育活動以外に、子どもさん向けの昆虫採集や昆虫折り紙の会などを 開催するなどの社会活動も行っている。
*Leepile Tebogo Thandie (Botswana International University of Science and Technology)
ボツワナ出身。ボツワナ大学で家政科教育を学んだ後、日本に留学、お茶の水女子大学大学院で学び修士(栄養学)を修了。その後、カナダのブリティッシュコロンビア大学大学院で博士号取得。現在、京都大学アフリカ地域研究資料センターの招きで来日中。
*渡邉純子(南九州大学 教授)
研究テーマは「ライフスタイル改善によって中学生の心身の健康問題が減少―クラスター無作為化比較試験による実証的研究―」宮崎市を中心に、中学生を対象にした栄養調査や栄養教育に携わる。宮崎県栄養士会理事。また日本野鳥の会宮崎支部長として野鳥の保護・教育普及活動も行っている。
【形式】対面
【言語】英語・日本語
*司会進行・通訳: 海野 るみ(南九州大学短期大学部准教授)
専門分野は文化人類学、民族音楽学、アフリカ研究。南アフリカや大阪でフィールドワークを行う。現在は明治後期から大正期に活躍した日向出身の音楽家黒木寛(耳村)の研究を行う。日英通訳者としても活動。
【問い合わせ先】
南九州大学短期大学部海野研究室 rumino[at]mkjc.ac.jp ([at]を@にして送信してください)
主催:南九州大学短期大学部国際教養学科海野研究室
なお、本講演には日本学術振興会科研費(課題番号:22HO4929)の助成を受けています。