行動の社会化と行動環境の再編
養育者は子どもの生後すぐからその行動の規則性を間主観的に調律し(Malloch & Trevarthen 2009),行動を社会化していきます.その過程で子どもは,その社会の歴史や文化を反映した行為を身につける一方,その歴史文化的な枠組みを更新・改訂していきます.
研究地域と研究課題 / 内容
ボツワナ:定住・集住に伴う「健康」の再編 (定住化) / 子どもの衛生行動の変容
ナミビア:伝統的権威の復興に伴う「民族間関係」の再編 (民族間交渉) / 農耕・離乳食の推奨による食生活の変化
カメルーン:自然資源マネジメント政策の導入に伴う「生態学的知識」の再編 (熱帯雨林分割) / 生業活動中の一時保育と多人数の養育
コアメンバー
- 分担者:山内太郎 (北海道大学保健科学研究院・教授)
- 分担者:橋彌和秀 (九州大学人間環境学研究院・教授)
- 連携者:原田英典 (京都大学ASAFAS・准教授)
- 連携者:藤岡悠一郎 (九州大学地球社会統合科学府・准教授)
- 連携者:杉山由里子(就実大学人文科学部総合歴史学科・専任講師)