更新日:2015/12/21
第14回教育・学習の人類学セミナーとして,南部アフリカ地域研究会との共催で,
「セントラル・カラハリ・サン(ブッシュマン)におけるコミュニケーションの自然誌」と題した
シンポジウムを2015年12月13日(日)に、京都大学稲盛財団記念館にて開催いたしました.
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました.
我が国の狩猟採集社会研究のパイオニアであり, その功績を讃えて
2015年9月の第11回国際狩猟採集社会会議(CHAGS11)で 同会議の終身名誉会員となった田中二郎先生,
数々の名著・大著を執筆され,2015年3月に京都大学を退職された菅原和孝先生をはじめ,
我が国が世界に誇るブッシュマン研究者が集結して, その最新の研究成果について報告しました.
シンポジウムの成果は,菅原先生の退職を記念したAfrican Study Monographs, Supplementary Issue
として出版される予定です.
第14回 教育・学習の人類学セミナー:セントラル・カラハリ・サン(ブッシュマン)におけるコミュニケーションの自然誌
【会場】 京都大学稲盛財団記念館3階中会議室 http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/en/about/access
【スケジュール】
13:00-13:20
イントロダクション 高田 明(京都大学)
13:20-13:40
ブッシュマンの狩猟採集生活と社会 田中二郎(京都大学・名誉教授)
13:40-14:00
アフリカ狩猟採集民を対象にした狩猟研究の動向:カラハリ砂漠の事例 池谷和信(国立民族学博物館,総合研究大学院大学)
14:00-14:20
狩猟採集民はいかにして狩猟を学んできたか 今村 薫(名古屋学院大学)
14:20-14:40
ディスカッション
14:40-15:00
休憩
15:00-15:20
姿勢の文法コード化:グイ語の進行相 中川裕(東京外国語大学)
15:20-15:40
グイ語ナラティブにおけるダイクシスと情報構造 大野仁美(麗澤大学)
15:40-16:00
名付けの変化にみるグイ/ガナと近隣集団との関係史 丸山淳子(津田塾大学)
16:00-16:40
記憶装置か、日常会話の資源か:グイの個人名に関する人類学的探究 菅原和孝(京都大学・名誉教授)
16:40-17:20
ディスカッション(含,総合ディスカッション) ディスカッサント:木村大治(京都大学)
【共催】:南部アフリカ地域研究会
【備考】 * 教育・学習の人類学セミナーは,以下の研究プロジェクトの一環として2012年度から不定期で開催しております.
科研費補助金 基盤(A)「教育・学習の文化的・生態学的基盤:リズム,模倣,交換の発達に関する人類学的研究」(代表:高田 明)